雪に包まれた森の向こうで、緑色のオーロラが静かに揺れるフィンランドの夜。そんな景色を、暖かいベッドに横になりながら待てるのがガラスイグルーの魅力です。
結論からいうと、フィンランドでオーロラ旅行をするなら、ガラスイグルー1〜2泊と市内ホテルを組み合わせる旅程がおすすめです。
ガラスイグルーといっても、大きなガラス屋根から夜空を見上げるタイプ、ログキャビンと組み合わせたタイプ、小さなデザインイグルーなど施設によって雰囲気はさまざまです。さらに、市内観光を楽しむなら通常のホテル泊を組み合わせる選択肢もあります。
この記事では、アークティック・スノーホテル&グラスイグルー(Arctic SnowHotel & Glass Igloos)、カクシラウッタネン・アークティック・リゾート(Kakslauttanen Arctic Resort)、サンタズ・ホテル・サンタクロース(Santa’s Hotel Santa Claus)、マジカル・ポンド(Magical Pond/Lammin Taika Ltd)の4施設を中心に、フィンランドのオーロラ旅行で宿泊先をどう選べばよいか紹介します。
結論|ガラスイグルーは「オーロラを待つ時間」まで旅の思い出になる
ガラスイグルー最大の魅力は、寒い屋外にずっと立っていなくても、暖かい室内から夜空を眺めながらオーロラを待てることです。
特に、次のような人に向いています。
- オーロラを見るだけでなく宿泊体験も楽しみたい
- ハネムーンや記念日で特別感のある宿に泊まりたい
- 真冬の屋外で長時間待つのが心配
- 雪景色の中で北欧らしい滞在をしてみたい
ただし、ガラスイグルーに泊まれば必ずオーロラが見られるわけではありません。
フィンランド北部のオーロラシーズンはおおむね8月下旬〜4月上旬。ラップランドでは8月〜4月の晴れた夜にオーロラが現れるチャンスがありますが、実際の観賞には晴天やオーロラ活動などの条件が関係します。
そのため、「ガラスイグルーに1泊すれば大丈夫」と考えるより、ラップランドに数泊して観賞チャンスを増やすほうが旅行全体を組み立てやすくなります。
実際の旅程は、ロヴァニエミのオーロラ7日間モデルコースも参考になります。ガラスイグルー1泊とロヴァニエミ市内ホテル2泊を組み合わせたプランです。
フィンランドのオーロラはいつ?8月下旬〜4月上旬がシーズン
オーロラは真冬だけのものと思われがちですが、フィンランド北部では8月下旬から4月上旬頃まで観賞シーズンが続きます。
9〜10月|寒さを少し抑えてオーロラを狙う
秋は本格的な厳冬期に入る前からオーロラを狙える時期です。
雪景色を最優先しない場合は、寒さが比較的穏やかな秋のラップランドも候補になります。
12〜2月|雪景色とガラスイグルーを楽しむ王道シーズン
「雪に埋もれたガラスイグルーからオーロラを見る」という冬らしい風景を楽しみたいなら、この時期が候補です。
犬ぞり、トナカイ、スノーモービル、サンタクロース村なども組み合わせやすく、オーロラ以外の冬の体験を旅程に入れやすくなります。
ただし真冬のオーロラ観賞では防寒対策が重要です。服装については、オーロラ旅行の服装・防寒対策もあわせて確認しておくと安心です。
2〜3月|雪とオーロラの両方を楽しみやすい
2〜3月もオーロラ旅行の有力なシーズンです。
冬至前後より日中の時間も長くなってくるため、昼は雪のアクティビティ、夜はオーロラという旅程にも向いています。
ガラスイグルー・ホテル4選|旅のスタイルで選ぼう
今回紹介する4施設は、同じ「フィンランドのオーロラ旅行」で利用できても、特徴が大きく異なります。
| 宿泊施設 | エリア | 宿泊タイプ | おすすめの人 |
|---|---|---|---|
| アークティック・スノーホテル&グラスイグルー | ロヴァニエミ郊外 | ガラスイグルー | 雪・氷の世界も楽しみたい |
| カクシラウッタネン・アークティック・リゾート | サーリセルカ周辺 | ガラスイグルー・ログキャビン | 本格的な北ラップランド滞在 |
| サンタズ・ホテル・サンタクロース | ロヴァニエミ中心部 | 市内ホテル | 街歩き・観光の便利さ重視 |
| マジカル・ポンド | ルカ・クーサモ | デザインイグルー | 静かな森で過ごしたい |
アークティック・スノーホテル&グラスイグルー|雪と氷の世界も楽しみたい
アークティック・スノーホテル&グラスイグルー(Arctic SnowHotel & Glass Igloos)は、ロヴァニエミ郊外のレフトヤルヴィにある宿泊施設です。
39棟のガラスイグルーがあり、各室にはガラス屋根、床暖房、シャワー付き専用バスルーム、冷蔵庫などを完備。オーロラが現れたときに知らせてくれるオーロラアラームも備えています。
冬には隣接するアークティック・スノーホテルも営業し、ガラスイグルー宿泊者はスノーホテルを見学できます。
オーロラだけでなく、雪と氷に囲まれた北極圏らしい宿泊体験も楽しみたい人におすすめです。
具体的な宿泊内容は、ホットホリデーで販売の北極スノーホテル&ガラスイグルー宿泊プランも参考になります。ロヴァニエミ方面との送迎を含むプランが掲載されています。
カクシラウッタネン・アークティック・リゾート|北ラップランドの大自然を満喫
カクシラウッタネン・アークティック・リゾート(Kakslauttanen Arctic Resort)は、サーリセルカ周辺に位置するリゾートです。最寄りのイヴァロ空港からアクセスする旅程が組みやすい立地です。
ガラスイグルーだけでなく、さまざまな宿泊タイプがあります。
- 小型ガラスイグルー
- 大型ガラスイグルー
- ケロ・ガラスイグルー(Kelo-Glass Igloo)
- ログキャビン
- 大人数向けのラグジュアリー・ケロ・ガラスイグルー(Luxury Kelo-Glass Igloo)
ロヴァニエミの街観光より、森や雪原に囲まれた北ラップランドで滞在そのものを楽しみたい人に向いています。
移動も含めて検討したい場合は、ホットホリデーで販売のサーリセルカ・ガラスイグルー宿泊プランも旅程を考える参考になります。
サンタズ・ホテル・サンタクロース|ロヴァニエミ市内観光に便利
サンタズ・ホテル・サンタクロース(Santa’s Hotel Santa Claus)は、ガラスイグルーではなくロヴァニエミ中心部にあるシティホテルです。
この記事で紹介する理由は、ガラスイグルーと市内ホテルを組み合わせることで、オーロラとロヴァニエミ観光の両方を楽しみやすくなるからです。
ガラスイグルー1〜2泊+サンタズ・ホテル・サンタクロース2泊とすれば、前半は郊外でオーロラを待ち、後半はロヴァニエミのレストラン、買い物、サンタクロース村などを楽しむ旅程にできます。
オーダートリップのフィンランド・ロヴァニエミ7日間モデルコースでも、市内滞在ホテルの例としてサンタズ・ホテル・サンタクロースを紹介しています。
マジカル・ポンド|静かな森のデザインイグルーで過ごす
マジカル・ポンド(Magical Pond/Lammin Taika Ltd)は、ルカ・クーサモにあるガラスイグルー施設です。
ここはロヴァニエミやサーリセルカとはエリアが異なり、ルカ・クーサモ方面の旅行として組むのが分かりやすい宿泊施設です。
施設にはデザインイグルーがあり、室内にシャワー・トイレ、冷蔵庫、コーヒーマシンなどを備えています。
周辺ではスノーシューやトナカイ体験、スキーなど冬のアクティビティも楽しめます。
大型オーロラリゾートより、森の静けさや北欧らしいデザインを楽しみながら過ごしたい人におすすめです。
失敗しないガラスイグルー選び|5つのポイントを確認
ホテルの写真だけを見て選ぶと、「思っていた立地と違った」「観光へ出るのが大変だった」ということもあります。
ガラスイグルーを選ぶときは、次の5点を確認しておきましょう。
1. まずエリアを決める
初めてのフィンランドでサンタクロース村やロヴァニエミ観光もしたいならロヴァニエミ。
大自然の中で本格的な北ラップランド滞在をしたいならサーリセルカ・イヴァロ周辺。
静かな森やスキーリゾートも楽しみたいならルカ・クーサモという選び方ができます。
2. ガラス部分の大きさを確認する
「ガラスイグルー」という名前でも、造りはさまざまです。
- ドーム状のガラス屋根
- ガラス壁+天井
- ログキャビン+ガラス寝室
- 小型デザインイグルー
ベッドに横になった状態でどこまで空が見えるか、公式写真を確認して選びましょう。
3. バスルーム・サウナ・食事を確認する
連泊する場合は特に、客室内のシャワー・トイレ、サウナ、レストラン、朝食・夕食の有無も重要です。
宿泊タイプによって設備が異なるため、予約前に確認しておくと安心です。
4. オーロラアラームを確認する
夜中にオーロラが現れる可能性もあるため、オーロラアラームがある施設は便利です。
アークティック・スノーホテル&グラスイグルーでは、オーロラ出現時に知らせるオーロラアラームを備えています。
5. ガラスイグルーだけに頼らない
オーロラは自然現象なので、ガラスイグルーから見えない夜もあります。
そのため、ガラスイグルー宿泊+車でオーロラを探すオーロラハンティングを組み合わせる方法もあります。
初めてなら「ガラスイグルー1〜2泊+市内ホテル」がおすすめ
初めてのフィンランド旅行なら、すべての宿泊をガラスイグルーにする必要はありません。
ロヴァニエミなら、次のような組み合わせが考えられます。
1〜2泊目|アークティック・スノーホテル&グラスイグルー
3〜4泊目|サンタズ・ホテル・サンタクロース
郊外では雪景色とオーロラを楽しみ、市内ホテルへ移った後はサンタクロース村や街歩き、レストラン、冬のアクティビティを楽しむという分け方です。
一方、カクシラウッタネン・アークティック・リゾートを旅の主目的にするなら、ロヴァニエミを経由せずヘルシンキ→イヴァロ→カクシラウッタネンと移動するルートも検討できます。
マジカル・ポンドを選ぶ場合は、ロヴァニエミ旅行に無理に組み込むより、クーサモ空港からルカへ入る旅行として考えるほうが移動を整理しやすいでしょう。
どのガラスイグルーが一番有名かではなく、「どんなオーロラ旅行にしたいか」から宿を選ぶことが大切です。
「ロヴァニエミとサーリセルカのどちらがいい?」「ガラスイグルーは1泊と2泊のどちらがいい?」「カクシラウッタネンに泊まりながらヘルシンキも観光したい」など、まだ日程が決まっていない段階でも、オーダートリップの無料相談で希望を整理しながら、航空券・ホテル・送迎・オーロラツアーを組み合わせた旅程を考えることができます。









