結論|周遊旅行は航空券を買う前に「入口と出口」を決めよう
周遊旅行では、最初に「どこから入国し、どこから帰国するか」を決めると旅程を組みやすくなります。
たとえばオーストラリアで、
シドニー
↓
ウルル(エアーズロック)
↓
ケアンズ
と巡りたい場合、必ずしもシドニーまで戻って日本へ帰る必要はありません。
東京 → シドニー
ケアンズ → 東京
という国際線にして、シドニーからウルル、ウルルからケアンズを国内線でつなげば、同じ道を戻らないルートを作れます。
このように、行きの到着都市と帰りの出発都市を変える航空券の組み方がオープンジョーです。
周遊旅行では「安い往復航空券を見つけてから旅程を考える」のではなく、「行きたい場所を並べてから、それに合う航空券を探す」順番が重要です。
アジアでも同じ考え方が使えます。
たとえば「東京→バンコク→シェムリアップ→ハノイ→東京」のように、最初と最後を別都市にすれば、往復のためだけにバンコクへ戻る必要がありません。
複数国を組み合わせるイメージは、初めてのアジア周遊旅行のルート比較も参考になります。
オープンジョーとは?往復航空券との違い
通常の往復航空券は、
東京 → シドニー
シドニー → 東京
のように、同じ都市へ到着し、同じ都市から帰ります。
一方、オープンジョーでは、
東京 → シドニー
ケアンズ → 東京
のように、到着都市と帰国都市を変えます。
間のシドニー→ケアンズは、国内線や鉄道、レンタカーなどで移動します。
往復航空券
東京
↓
シドニー
↓
東京
1都市滞在や、同じ都市を拠点に旅行する場合に向いています。
オープンジョー
東京
↓
シドニー
↓
ウルル
↓
ケアンズ
↓
東京
複数都市を一方向に巡る旅行に向いています。
| 航空券の組み方 | 向いている旅行 | 特徴 |
|---|---|---|
| 単純往復 | 1都市滞在 | 分かりやすく手配しやすい |
| オープンジョー | 2〜3都市周遊 | 同じ都市へ戻る必要がない |
| 複数都市検索 | 複数国・複雑な周遊 | 区間ごとに便を組み合わせる |
| 別切り航空券 | LCCや国内線を追加する旅 | 自由度は高いが注意点も多い |
なお、オープンジョーにすれば必ず航空券が安くなるわけではありません。
同じ都市への往復のほうが安い場合もあれば、オープンジョーにすることで余計な国内移動が減り、旅行全体では効率が良くなる場合もあります。
航空券代だけでなく、移動時間・追加のホテル代・空港移動まで含めて比較することがポイントです。
国内線は「通し航空券」と「別切り」の違いを確認する
周遊旅行でもうひとつ重要なのが、国内線や近距離国際線をどう予約するかです。
たとえば、
東京 → シドニー
シドニー → ウルル
ウルル → ケアンズ
ケアンズ → 東京
という旅程では、国際線と国内線がすべて同じ予約で発券できる場合もあれば、途中の国内線だけ別予約になる場合もあります。
同じ予約で航空券を組める場合
複数区間を同じ予約として発券できる場合は、乗り継ぎ時の手続きが比較的分かりやすくなります。
前の便が遅延した場合も、航空会社や運賃条件によっては後続便の変更などを案内してもらえる可能性があります。
預け荷物も最終目的地まで預けられるケースがあります。
ただし、空港や航空会社、入国手続きによって途中で荷物を受け取る場合もあるため、予約時の確認は必要です。
国内線を別切りする場合
別切りとは、国際線とは別に国内線を購入する方法です。
たとえば、
航空券A
東京 → シドニー
航空券B
シドニー → ウルル
のように、それぞれ独立した予約になります。
自由に航空会社を選びやすく、LCCなどを利用すると料金を抑えられることもあります。
一方で注意したいのが遅延です。
東京からシドニーへの便が遅れ、別に購入していたシドニー→ウルル便に間に合わなかった場合、後続便の変更が自動的に保証されるとは限りません。
そのため別切り航空券では、
- 乗り継ぎ時間に十分な余裕を持つ
- 必要なら乗り継ぎ都市に1泊する
- 荷物の受け取りと再チェックインを確認する
- ターミナル移動の有無を確認する
といった対策が重要になります。
実際の周遊ルートを見るとイメージしやすい方は、シドニー・ウルル・ケアンズを巡るオーストラリア3都市周遊モデルコースも参考にしてみてください。
また、ホットホリデーで販売のシドニー発・ウルル滞在・ケアンズ着の周遊パッケージのように、出発都市と終了都市を変えて国内線を組む旅行商品もあります。
自力手配が難しくなるのは「航空券以外との組み合わせ」
航空券検索サイトを使えば、飛行機そのものを探すことはそれほど難しくありません。
周遊旅行で難しいのは、見つけた航空券が旅行全体に本当に合っているかを判断することです。
国内線が毎日同じように飛んでいるとは限らない
行きたい都市を順番に並べても、その区間に希望日に使いやすい便があるとは限りません。
特に地方都市、離島、秘境方面では、曜日によって直行便がなかったり、乗り継ぎ便しか選べなかったりすることがあります。
国内線の都合だけで、
- 2泊予定だった都市を3泊にする
- 周遊順序を逆にする
- 入口と出口の都市を変える
といった調整が必要になることもあります。
到着時間と現地ツアーが合わないことがある
飛行機が到着する日でも、その日の観光に参加できるとは限りません。
たとえばサンセットツアーに参加したくても、空港到着からホテル移動までを考えると集合時間に間に合わない場合があります。
逆に早朝ツアーへ参加したあと、その日の国内線に乗れるかどうかも確認が必要です。
航空券、ホテル、現地ツアーは別々の商品でも、旅程上はすべてつながっています。
安い航空券ほど条件確認が重要
LCCなどでは、
- 預け荷物
- 座席指定
- 機内持ち込み荷物
- 変更条件
- キャンセル条件
などが基本料金に含まれていないことがあります。
検索画面では安く見えても、必要なオプションを追加すると料金差が小さくなることもあります。
別切りを増やしすぎるとトラブル時の判断が難しくなる
周遊旅行では、
- 国際線
- 国内線
- LCC
- 鉄道
- 送迎
- 現地ツアー
がそれぞれ別予約になることがあります。
平常時は問題なくても、1便が欠航すると、その後のホテルやツアーまで影響が広がることがあります。
だからこそ、複雑な周遊ほど「どの予約をまとめるか」「どこから別切りにするか」の判断が重要です。
反対方向の組み方として、ホットホリデーで販売のケアンズ発・ウルル経由・シドニー着の周遊パッケージもあり、同じ観光地でも周遊方向によって航空券の組み方を変えられます。
迷ったら航空券を買う前に周遊ルート全体を決めよう
周遊旅行の航空券を考えるときは、最初から便名を探す必要はありません。
まずは、
- 行きたい都市をすべて書き出す
- 絶対に外せない場所を決める
- 各都市に何泊したいか決める
- 入口と出口の候補を決める
- 国内線・鉄道・車など都市間移動を確認する
- 最後に国際線を含めて航空券を比較する
という順番で考えると整理しやすくなります。
たとえば、
「シドニー、ウルル、ケアンズへ行きたい」
という段階では、
東京 → シドニー → ウルル → ケアンズ → 東京
だけでなく、
東京 → ケアンズ → ウルル → シドニー → 東京
も候補になります。
どちらがよいかは、国際線の料金だけでは決まりません。
国内線の運航日、到着時間、ホテル代、参加したい現地ツアーまで確認すると、逆回りのほうがスムーズになる場合もあります。
特に3都市以上を巡る旅行では、「航空券を取ってから現地の日程を合わせる」のではなく、「現地の日程が成立することを確認してから航空券を取る」ほうが失敗を減らしやすくなります。
オープンジョー、国内線、別切り航空券を組み合わせれば、自由度の高い周遊旅行を作れます。
その一方で、行き先が増えるほど「どの順番なら無駄がないか」「どの航空券をまとめるべきか」は分かりにくくなります。
行きたい都市だけ決まっていて、航空券の取り方や順番が決まっていない段階でも、オーダートリップの無料相談で旅程全体を整理できます。
「この3都市へ行きたい」「この絶景だけは外したくない」という希望から、航空券・国内線・ホテル・現地移動まで含めて、無理のない周遊ルートを考えてみてください。









