結論|アンコールワットに「もう1日」加えるとシェムリアップの印象が変わる
シェムリアップを訪れるなら、アンコールワットはやはり外せません。世界最大級の宗教建築として知られ、中央祠堂、長い回廊を埋め尽くすレリーフ、広大な境内など、実際に歩くと写真だけでは分からないスケールを感じられます。
「一生に一度は見てみたい」と思わせるほど存在感のある遺跡ですが、シェムリアップの魅力はアンコールワットだけではありません。
アンコール国立博物館でクメール文化を知り、マーケットでカンボジアの手仕事に触れ、アモックを食べ、夜はアプサラダンスを見る。さらに日数があれば、トンレサップ湖や近代史を伝える施設を訪れることもできます。
アンコールワットを見るためだけの滞在ではなく、半日〜1日ほど余白をつくると、「遺跡を見る旅」から「カンボジアを知る旅」へと変わってきます。
特にアンコールワットは敷地が広く、場所によってはかなり急な階段を上ります。朝日鑑賞を入れると早朝から行動することになるため、朝から夜まで予定を詰め込むより、午後に休憩や街歩きの時間を残すくらいがおすすめです。
もう1日あれば、次のような過ごし方もできます。
- アンコール国立博物館でクメール王朝について学ぶ
- オールドマーケットやMade in Cambodia Marketを歩く
- カフェで休憩しながらシェムリアップの街を楽しむ
- クメール料理やフレンチをゆっくり味わう
- 夜にアプサラダンスやパブストリートを楽しむ
- トンレサップ湖や近代史関連スポットまで足を延ばす
アンコール遺跡の保存修復やカンボジアの地雷除去では、日本人や日本の機関が長く関わってきた経緯もあります。現地を旅すると、日本とのつながりを感じる場面に出会うこともあるでしょう。
シェムリアップは、アンコールワットを目的に訪れて、滞在してみるとそれ以外の魅力に気づく街です。
クメール文化と歴史を知る|アンコール国立博物館と近代史スポット
アンコール国立博物館は遺跡観光の前後に訪れたい
クメール文化についてもう少し深く知りたいなら、アンコール国立博物館(Angkor National Museum)がおすすめです。
館内には、クメール王朝の歴史、宗教、美術に関する石像や仏像などが数多く展示されています。
アンコールワットやアンコールトムを何となく眺めるだけでは分かりにくい、ヒンドゥー教と仏教の関係、神々の姿、王朝の歴史などを知ることで、その後の遺跡観光がより興味深いものになります。
日本語音声ガイドを利用できるのもうれしいポイントです。英語の説明を読むことに集中しなくても、自分のペースで展示を見ながらクメール文化を学べます。
遺跡を見る前に予習として訪れるのも、遺跡観光のあとに「あの像はこういう意味だったのか」と振り返るために訪れるのもおすすめです。
現地ツアーを利用するなら、ホットホリデーで販売のアンコール国立博物館を含む博物館巡りのように、半日で組み込めるプランもあります。
地雷博物館で戦争後も残る問題を知る
シェムリアップ郊外には、カンボジア地雷博物館があります。
館内では撤去された地雷や兵器などが展示され、カンボジアで地雷除去が続けられてきた背景について知ることができます。
アンコール王朝の華やかな歴史とはまったく異なるテーマですが、現在のカンボジアを理解するうえでは重要な場所のひとつです。
単に「地雷を見る博物館」ではなく、戦争が終わったあとにも長く残る影響や、地雷除去に取り組んできた人々について考える機会になります。
ワット・トメイでカンボジアの悲しい近代史に触れる
ワット・トメイ(Wat Thmey)には、クメール・ルージュ時代の犠牲者を追悼する慰霊施設があります。
「シェムリアップのキリングフィールド」と呼ばれることもありますが、プノンペン郊外のチュンエクとは別の場所です。
アンコールワットからそれほど遠くないシェムリアップの街にも、こうした歴史が残っていることを知ると、カンボジア旅行の印象は大きく変わります。
戦争博物館で内戦の歴史を知る
戦争博物館(War Museum Cambodia)では、戦車や兵器、写真など、カンボジア内戦期に関係する資料を見ることができます。
アンコール国立博物館がクメール王朝の歴史を伝える場所だとすれば、地雷博物館、ワット・トメイ、戦争博物館は、戦争を経験し、そこから平和へ歩み続けているカンボジアを知る場所です。
すべてを訪れる必要はありません。歴史に興味があれば、滞在日数や郊外観光のルートに合わせて1〜2か所を選ぶだけでも十分です。
クメール料理を楽しむ|アモック・香草・カンポットペッパー
遺跡以外のシェムリアップを楽しむなら、食事にも時間を取りたいところです。
カンボジア料理は、タイ料理ほど強い辛さを前面に出す料理ばかりではありません。ハーブの香りと素材の旨味を生かした料理も多く、辛いものが苦手な人でも比較的挑戦しやすいのが特徴です。
カンボジアに来たら食べたい「アモック」
代表的なクメール料理のひとつがアモックです。
魚などをココナッツミルクとクメールスパイスで調理する料理で、蒸して仕上げるものや、少しカレーのような状態で提供されるものなど、店によって違いがあります。
クメール料理では、レモングラスを中心に、ガランガル、カフィアライムリーフ、ターメリックなどのハーブや香辛料が使われます。
アモックも「辛い料理」というより、ココナッツのまろやかさとハーブの香りを楽しむ料理。初めてカンボジア料理を食べる人にもおすすめしやすい一品です。
香り高いカンポットペッパーはお土産にも
食に興味があるなら、カンボジア南部のカンポット地方で生産される胡椒にも注目です。
黒胡椒、赤胡椒、白胡椒などがあり、料理好きな人へのお土産にも選びやすいカンボジアらしい食材です。
シェムリアップにもカンポットペッパーを扱うショップがあるため、街歩きの途中で探してみるのも楽しいでしょう。
クメール料理だけでなくフレンチやカフェも楽しめる
シェムリアップでは、クメール料理だけを食べ続ける必要はありません。
フランス植民地時代の名残もあり、フレンチやパン、ワインを楽しめる店もあります。旅行中に少し雰囲気を変えて、ゆっくりフレンチを楽しむのもおすすめです。
さらに、街にはおしゃれなカフェも多くあります。
午前中に遺跡を歩いたあと、暑い午後はカフェで冷たいドリンクを飲みながら休憩し、夕方になってからマーケットへ出かける。そんな過ごし方ができるのも、シェムリアップに余裕をもって滞在する良さです。
カフェや雑貨、食事を組み合わせやすいため、女子旅や友人同士の旅行でも楽しみやすい街です。
初めてのアジア旅行でカンボジアを検討している方は、タイ・ベトナム・シンガポール・カンボジアの違いを比較した記事も参考になります。
マーケットと夜を楽しむ|手仕事・アプサラダンス・パブストリート
質の良いお土産を探すならMade in Cambodia Market
シェムリアップのお土産探しといえばオールドマーケットが有名ですが、もう少し質の良い手仕事を探したいならMade in Cambodia Marketも候補です。
カンボジアで作られたハンドメイド商品を中心に、服飾品、ジュエリー、アクセサリー、陶器、雑貨などが並びます。
値段の安さだけを求めるマーケットというより、「カンボジアで作られたものを選びたい」「帰国後も使えるものを探したい」という人向けです。
シェムリアップを歩いていると、洋服やジュエリー、雑貨など、細かな手仕事を生かした商品にも出会えます。アンコールワットの置物だけではない、少し違ったカンボジア土産を探す時間も楽しんでみてください。
夜はアプサラダンスでクメール文化を体験
夜に一度は見てみたいのがアプサラダンスです。
クメール王朝から受け継がれてきた宮廷舞踊で、華やかな衣装、ゆっくりとした動き、特徴的な指先の表現などが印象的です。
昼間にアンコールワットのレリーフに描かれたアプサラを見て、夜に実際の舞踊を鑑賞すると、遺跡と現在の文化がつながって感じられます。
遺跡を「見る」だけでなく、その背景にある文化まで体験したい人には特におすすめです。
ホットホリデーで販売の専用車で観光!3大有名遺跡めぐりには、アンコールワット、アンコールトム、タ・プロームなどを巡り、アプサラディナーショーを組み合わせられるプランもあります。
気軽に夜を楽しむならパブストリートへ
もっとカジュアルにシェムリアップの夜を楽しむなら、パブストリート周辺へ出かけてみましょう。
昼間の遺跡とはまったく違い、夜になるとネオンが灯り、レストランやバーに人が集まります。
クメール料理を食べたり、ドリンクを飲んだり、周辺のショップをのぞいたりと、予定を細かく決めずに歩けるのが魅力です。
毎晩観光ツアーを入れる必要はありません。アプサラダンスを見る夜と、パブストリートで自由に食事をする夜を分けるのもおすすめです。
トンレサップ湖まで行く?|延泊するなら遺跡とは違うカンボジアを見る
アンコールワットとはまったく違うカンボジアを見てみたいなら、トンレサップ湖まで足を延ばす方法があります。
トンレサップ湖周辺には水上集落や高床式住居があり、船が生活の重要な移動手段になっている地域もあります。
実際に訪れてみると、「珍しい水上集落を見る観光」というだけではなく、自然環境に合わせて暮らす人々の生活や、シェムリアップ市街とは異なるカンボジアの一面に触れる社会見学のような時間になります。
ホットホリデーで販売のトンレサップ湖とオールドマーケット半日午後ツアーなら、午後からトンレサップ湖を訪れ、オールドマーケット散策やクメール料理の夕食まで組み合わせられます。
「遺跡観光でもう1日使うか、トンレサップ湖へ行くか」で迷う場合は、何を見たいかで決めるのがおすすめです。
- クメール王朝の歴史をもっと見たいなら郊外遺跡
- 現在のカンボジアの暮らしに触れたいならトンレサップ湖
- 文化をじっくり理解したいならアンコール国立博物館
- 食事や買い物を楽しみたいならシェムリアップ市内
トンレサップ湖は季節によって水位が大きく変わるため、訪問時期によって景観やボートで見る風景も変わります。
シェムリアップは何泊がおすすめ?
2泊程度なら、主要遺跡を優先する滞在。
アンコールワット、アンコールトム、タ・プロームなど、初めてなら外せない主要遺跡を中心に巡ります。街歩きまで入れると、やや駆け足になりやすい日程です。
3泊程度なら、遺跡+文化・グルメを楽しみやすくなります。
主要遺跡に加えて、アンコール国立博物館、マーケット、カフェ、クメール料理、アプサラダンスなどを組み込みやすくなります。
4泊程度なら、トンレサップ湖や郊外まで選択肢が広がります。
郊外遺跡、トンレサップ湖、地雷博物館などから興味のある場所を選びながら、ホテルやカフェでゆっくり過ごす時間も確保しやすくなります。
初めてのシェムリアップなら、遺跡をすべて詰め込むより、「主要遺跡+自分が興味のある文化・グルメ体験を1〜2つ」という組み方がおすすめです。
「アンコールワットを見たあと、もう1日何を入れればいい?」「トンレサップ湖と郊外遺跡ならどちらが自分に合う?」「アプサラダンスや博物館も無理なく組み込みたい」と迷ったら、旅程全体から考えると選びやすくなります。
オーダートリップでは、航空券やホテルに加えて、アンコール遺跡観光、日本語ガイド、専用車、博物館、トンレサップ湖などを希望に合わせて組み合わせることができます。
まだ何泊にするか決まっていない段階でも、オーダートリップの無料相談で、「シェムリアップを何日楽しむか」「延泊するなら何を体験するか」から一緒に旅程を考えることができます。



























