ボロブドゥール寺院(ジャワ)
ジャワ島中部、ケドゥ平原に建つボロブドゥールは、8〜9世紀のシャイレンドラ朝時代に建設された世界最大級の仏教遺跡です。石造のピラミッド状構造は仏教の宇宙観を立体的に表現しており、下層から上層へと歩く巡礼路は、欲界から悟りへ至る精神的な旅を象徴しています。
壁面には釈迦の生涯や仏教説話を描いた精緻なレリーフが約2,600面以上残り、当時の宗教観・生活文化を伝えています。最上部の円形壇には多数のストゥーパと仏像が配置され、朝霧や朝日と重なる光景は特に神秘的です。ジャングルに囲まれた立地も含め、東南アジア仏教文化の到達点といえる存在です。
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