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クライストチャーチからテカポへの行き方|バス・ツアー・レンタカーを比較

この記事の目次

クライストチャーチの街を出ると、カンタベリー平原の広い景色が続き、その先に山々が近づいてきます。テカポへの移動は、目的地に着くためだけの時間ではなく、南島らしい景色を楽しめる旅の一部です。

結論からいうと、英語での予約や乗車に抵抗がなければバス、海外での移動に不安が強ければツアー、途中の町まで自由に楽しみたいならレンタカーがおすすめです。

特にクライストチャーチからテカポは鉄道で直接移動するルートがないため、実際には長距離バス・ツアー・レンタカーのどれかを選ぶことになります。

そして、どれを選ぶかで変わるのは料金や所要時間だけではありません。

荷物をどう運ぶか、日本語なしでも対応できるか、冬の雪道を運転できるかまで考えて選ぶことが大切です。

結論|車なしならバス、不安ならツアー、寄り道したいならレンタカー

クライストチャーチからテカポまでは約228km。車なら約3時間、InterCity(インターシティ)のバスなら現在の公式案内で約3時間25分が目安です。

まずは違いを比較してみましょう。

比較項目 長距離バス ツアー レンタカー
所要時間 約3時間25分 内容による 約3時間+休憩
運転 不要 不要 必要
荷物 規定内ならスーツケース可 ツアーごとに確認 積める範囲で自由
途中下車 基本的に自由不可 スケジュール内のみ 自由
日本語 基本的に期待しない 日本語対応ツアーを選べる場合あり レンタカー手続きは基本英語
冬季の負担 比較的小さい 比較的小さい 大きい
景色 車窓から楽しめる 観光を組み込みやすい 好きな場所で止まれる
向いている人 車なし・費用を抑えたい人 英語や移動が不安な人 自由に南島を周遊したい人

テカポに1〜2泊して戻るだけなら、バスでも十分計画できます。

一方で、

クライストチャーチ
↓
テカポ
↓
マウントクック
↓
クイーンズタウン

と進むなら、途中から移動手段が複雑になります。

この周遊自体の組み方や観光内容は、既存のテカポとマウントクックを巡る周遊記事で詳しく紹介しているため、本記事では交通手段の違いに絞って見ていきます。

バス|市内から乗りやすく、景色を眺めながらテカポへ行ける

車なし旅行で最も分かりやすいのが、InterCity(インターシティ)の長距離バスです。クライストチャーチのバス乗り場は街中にあり、市内ホテルからもアクセスしやすいのがメリットです。

現在、クライストチャーチからテカポ行きのInterCity(インターシティ)は、Bus Interchange(バスインターチェンジ)外のLichfield Street、Colombo Street付近から出発します。

テカポでは、Dark Sky Projectがある1 Motuariki Lane付近に到着します。所要時間は約3時間25分です。

空港でレンタカーを借りる場合と違って、到着直後から英語でレンタカー契約をして運転する必要もありません。

バスはクレジットカードで事前予約できる

InterCity(インターシティ)はオンライン予約時にクレジットカードで支払いできます。つまり、「現地で現金を用意して、その場でバス代を払わないと乗れない」という心配はありません。

ただし、これは日本の路線バスのように乗車時にクレジットカードをタッチするという意味ではありません。

基本的には事前に座席を予約し、オンラインで支払いまで済ませておくのがおすすめです。

特に繁忙期は、当日に乗り場へ行ってから考えるより事前予約の方が安心です。

スーツケースも預けられる

InterCity(インターシティ)では通常、1人につき25kgまでの預け荷物を2個まで持ち込めます。ただしダブルデッカーバスなど一部車両では条件が異なるため、利用便のService Infoも確認しましょう。

大きなスーツケース1個で旅行する程度であれば、バスでも比較的利用しやすいでしょう。

日本語表記や日本人スタッフは期待しすぎない

ここは日本人旅行者が意外と戸惑いやすいポイントです。

乗り場、予約画面、ドライバーとのやり取りなどは、基本的に英語で対応するつもりで準備しておくのがおすすめです。

日本の高速バスのように日本語で細かく案内される環境ではありません。

「乗り場が本当にここで合っているか不安」「遅延したとき英語で確認できるか心配」という人は、料金だけでバスを選ばずツアーも比較した方がよいでしょう。

運転しなくていいから車窓を楽しめる

バスのメリットは、運転を気にせず景色を見られることです。

カンタベリー平原からマッケンジー地方へ景色が変わっていく様子を眺められます。

ニュージーランドは野鳥との距離が近い国でもあり、郊外へ出れば羊だけでなく、さまざまな鳥が車窓から見えることもあります。

もちろん野生動物なので必ず見られるわけではありませんが、運転せず窓の外を眺めていられること自体が、バス旅の楽しさです。

ツアー|英語や乗り場が不安なら安心感を優先できる

「海外のバスターミナルで自分だけで乗れるか不安」という人には、ツアーを組み合わせる方法があります。

特に初めてのニュージーランド旅行では、

  • バスが来ない
  • 集合場所が分からない
  • 何か変更があったとき英語で対応できない

といったことが心配になりがちです。

その点、送迎や観光がセットになったツアーなら、自分で一つひとつ移動を組み立てる手間を減らせます。

日本語対応を重視するなら「日本語ガイド付き」を選ぶ

ただし、ツアーならすべて日本語というわけではありません。

テカポ到着後の体験としては、ホットホリデーで販売のテカポ発・マウントジョン天文台 星空観察ツアーがあります。日本語ガイドまたは英語ガイドで参加できるプランですが、日本語ガイドの催行日は限られるため予約時に確認が必要です。

こちらはテカポ発着のツアーなので、クライストチャーチからテカポまでの移動は別途手配します。InterCity(インターシティ)のバスなどでテカポへ移動し、到着後に日本語ガイド付きの星空観察を組み合わせる方法もあります。

一方、クライストチャーチ発・マウントクック経由クイーンズタウン行きは、現在の商品ページでは英語ガイドと案内されています。

そのため、「ツアー=日本語」ではなく、「日本語対応がある商品を選ぶ」と考えるのが正確です。

英語に不安が強い人は、旅程全体を日本語で手配しておき、必要な部分だけ日本語ガイド付きツアーを組み込む方法が安心です。

ツアーは途中で自由に降りられない

一方で、自由度ではレンタカーに負けます。

「あのお店に寄りたい」「景色がきれいだから車を止めたい」と思っても、ツアーでは基本的に決められたスケジュールで進みます。

安心感を取るならツアー、自由度を取るならレンタカーという違いが分かりやすいでしょう。

レンタカー|途中の町まで楽しめるが、英語手続きと冬季運転は要注意

クライストチャーチからテカポへの道は、レンタカーで走ると非常に気持ちのよいルートです。

日本と同じ左側通行で、日本車も多いため、海外の中では運転感覚をつかみやすい国です。

ただし、「日本と同じ左側通行だから簡単」と考えすぎないことも大切です。

レンタカーは空港周辺で借りると動きやすい

日本からクライストチャーチへ到着して、そのまま南島周遊を始めるなら、空港周辺でレンタカーを借りる方法は効率的です。

市内へ一度移動して再びレンタカー営業所へ向かう手間を省けます。

ただしレンタカー会社のカウンター、保険、車両説明、返却条件などは基本的に英語です。

日本語表記や日本人スタッフが当然いると思って行くと、難易度はかなり高く感じる可能性があります。

保険の免責額、ガソリン返却条件、追加ドライバー、タイヤ・フロントガラスの補償などは、出発前に確認しておきましょう。

また、長距離フライト直後の運転は避け、疲れている場合はクライストチャーチで一度休んでから出発するのも大切です。

レンタカー最大の魅力はフェアリーなどに寄れること

レンタカーなら、バスではできない「ちょっと寄る」ができます。

クライストチャーチからテカポへ向かう途中にあるFairlie(フェアリー)には、パイで知られるFairlie Bakehouseがあります。

個人的にも、こうした道中のお店にふらっと立ち寄れるのが南島ドライブの楽しさです。

おいしいパイを食べて休憩してからテカポへ向かうだけでも、単なる3時間の移動とは旅の印象がかなり変わります。

パイ屋や道中観光そのものは既存のテカポ+マウントクック周遊記事で紹介しているため、本記事では「こうした寄り道ができることがレンタカーの強み」と考えてください。

ガソリン代は予算に入れておく

ニュージーランドではガソリン代が高く、日本から来ると割高に感じることがあります。

さらにテカポのような地方の観光地では、都市部ほどガソリンスタンドの選択肢が多くありません。

燃料費は無視できない旅行コストなので、旅行時点の料金を確認してください。

クライストチャーチなど給油所を選びやすい場所で余裕を持って給油しておくと安心です。

旅行全体の費用についてはニュージーランド旅行の予算と費用の記事に譲り、本記事では移動費の一部として考えておきましょう。

後ろの車が速くても無理についていかない

ニュージーランドの郊外では、現地の車がかなり速く感じることがあります。

しかし、後ろから車が来たからといって無理に速度を上げる必要はありません。

安全な場所で左に寄り、後続車を先に行かせましょう。

速度違反は高額な反則金につながる場合があります。

景色のよい直線道路が続くとスピード感覚が鈍りやすいので、メーターをこまめに確認しましょう。

飛び石もレンタカーでは注意したい

郊外道路では道路工事、砂利、冬季に撒かれたグリットなどの影響で、小石が飛んでくることがあります。

前の車との距離を詰めすぎると、フロントガラスや車体へ飛び石を受ける可能性があります。

レンタカーを予約するときは、フロントガラスやタイヤが保険対象に含まれているかも確認しておくと安心です。

冬はフロントガラスが凍るほど冷えることも

冬のクライストチャーチ、テカポ、クイーンズタウン周辺では、朝にフロントガラスが凍結することもあります。

雪や氷への注意、道路状況の事前確認、日中の運転、必要に応じたチェーンの準備が必要です。

冬の気温や服装そのものについては、既存のニュージーランドの季節・気候・服装記事で詳しく紹介しています。

本記事で重要なのは、冬になるとレンタカーとバス・ツアーの難易度差が大きくなるという点です。

冬なら4WD・AWDも候補。ただし四駆なら安心ではない

冬にクイーンズタウン方面まで走る場合、4WDやAWDを選ぶと安心感はあります。

ただし、4WDだから雪道で滑らないわけではありません。

タイヤ、チェーン、速度、天候、道路閉鎖情報の確認の方が重要です。

テカポからクイーンズタウン方面はLindis PassやKawarau Gorgeなどを通り、カーブの続く区間もあります。雪や凍結時はさらに慎重な運転が必要です。

日本でも雪道をほとんど運転した経験がない場合は、冬の南島周遊で無理にレンタカーを選ばないことも大切です。

一般的なニュージーランドのレンタカー・交通ルールについては、ニュージーランド個人手配とレンタカーの注意点も参考にしてください。

テカポ到着後まで考えて選ぶ|宿泊・クイーンズタウンへの移動で答えが変わる

交通手段を決めるときは、「テカポへどう行くか」だけでなくテカポに着いてからどう過ごすかまで考えておくと失敗しにくくなります。

テカポは小さい町でも宿泊施設の選択肢は多い

テカポにはホテルだけでなく、ロッジ、モーテル、アパートメント、B&B、ホリデーホーム、バックパッカー、ホリデーパークなどさまざまな宿泊施設があります。

町の中心部には飲食店やショップも比較的まとまっているため、中心部に泊まればレンタカーがなくても過ごしやすいのがポイントです。

バス利用なら、宿泊先を選ぶときに「バス到着場所から歩けるか」を確認しておくとよいでしょう。

レイクビューの宿なら早朝の景色も楽しめる

テカポには湖を望めるモーテル、B&B、アパートメントなどもあります。

星空だけに注目されがちですが、個人的には早朝のテカポもかなりおすすめです。

朝の静かな時間に、部屋や宿の前から湖と山を見る景色は、昼間とは雰囲気が変わります。

予算に余裕があれば、テカポでは「星が見えるか」だけでなく湖が見える部屋かどうかも宿選びの比較軸にしてよいでしょう。

クイーンズタウンへ進むならレンタカーの楽しさがさらに増える

テカポからクイーンズタウン方面へ進む場合、レンタカーなら途中の町にも自由に立ち寄れます。

たとえばTwizel(トワイゼル)の約3km南、State Highway 8沿いにはHigh Country Salmonがあります。

ここでは養殖されたサーモンを使った刺身や寿司などを食べることができます。

テカポ→クイーンズタウンを単なる移動日にせず、

湖を見る
↓
途中の町へ寄る
↓
サーモンを食べる
↓
山道を抜けてクイーンズタウンへ

という一日にできるのは、レンタカーならではです。

なお、クライストチャーチとクイーンズタウンの間にはAir New Zealand(ニュージーランド航空)の直行国内線もあります。テカポやマウントクックを経由する必要がなく、都市間を短時間で移動したい場合は飛行機を利用する選択肢もあります。

一方、テカポやマウントクック、途中の町を観光しながら移動したい場合は、バス・ツアー・レンタカーなど陸路での移動が向いています。

この周遊ルート自体は既存記事で詳しく紹介しているため、本記事では「寄り道したいならレンタカーを選ぶ理由になる」という判断材料として押さえておけば十分です。

迷ったらこう選ぶ

テカポへ行って1〜2泊するだけ
→ InterCity(インターシティ)のバス

英語の乗り場や予約変更がかなり不安
→ ツアー・手配旅行

Fairlie(フェアリー)など途中の町にも寄りたい
→ レンタカー

テカポからマウントクック、クイーンズタウンまで自由に周遊したい
→ レンタカー

冬で雪道運転に慣れていない
→ バス・ツアーを優先

テカポやマウントクックに寄らず、クライストチャーチとクイーンズタウン間を短時間で移動したい
→ 国内線も候補

という選び方が分かりやすいでしょう。

そして、バス、レンタカー、宿泊、現地ツアーのどれを使う場合でも、ニュージーランド旅行は「現地で何とかする」より事前に予約しておく方が安心です。

現地事業者とのメール連絡も、日本のサービスのようにすぐ返信が来るとは限りません。日程が決まったら、ホテルだけ先に予約するのではなく、バスやレンタカー、星空ツアーまでまとめて空きを確認しておくのがおすすめです。

クライストチャーチからテカポへバスで行くのか、途中だけレンタカーにするのか、そのままマウントクックやクイーンズタウンまで周遊するのか。

まだルートが決まっていない段階でも、オーダートリップの無料相談で希望を整理しながら旅程を一緒に考えられます。

「運転はしたくないけれどテカポとマウントクックへ行きたい」「冬のレンタカーが不安」「途中の町にも立ち寄りたい」といった希望からでも、無理のない移動方法を組み立ててみてください。

よくあるご質問

クライストチャーチからテカポへは、バスとレンタカーのどちらがおすすめですか?

運転せず移動したいならバス、途中の町や景色に立ち寄りながら移動したいならレンタカーが向いています。

クライストチャーチからテカポまでバスで何時間かかりますか?

InterCity(インターシティ)では約3時間25分が目安です。運行時間や乗り場は予約時に最新情報を確認しましょう。

テカポ旅行はレンタカーなしでも楽しめますか?

中心部には宿泊施設や飲食店がまとまっているため、テカポ滞在だけならバス利用でも比較的楽しみやすいです。

冬にクライストチャーチからテカポまでレンタカーで行けますか?

可能ですが、雪や凍結、道路状況に注意が必要です。雪道運転に慣れていない場合はバスやツアーも検討しましょう。

クライストチャーチからクイーンズタウンへ行くならテカポ経由がおすすめですか?

テカポやマウントクックを観光するなら陸路が向いています。都市間を短時間で移動したい場合は国内線も選択肢です。

矢澤 葵
この記事を書いた人 — 矢澤 葵旅コンシェルジュ

現在ニュージーランド在住。
サービス系の専門学校卒業ののち沖縄県にてリゾートホテル勤務。その後岩手県にてウェディングプランナーとしてフルオーダーメイドでの結婚式をプロデュース。サービス業に従事してきました。
人生一度きり、やりたいことをやろうと思い昨年からニュージーランドでのワーキングホリデーをスタートさせ現在に至ります。旅行へ行き、見たことのない景色・食べ物・体験をすることが好きです。

保有資格:PADIアドバンスド・オープン・ウォーター(AOW)、PADIフリーダイバー、FRPベーシックインストラクター

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