ニュージーランド南島の絶景といえば、氷河がつくり出した壮大なフィヨルド。切り立った山々から滝が流れ落ち、その間を船で進むクルーズは、南島旅行でぜひ体験してほしい観光のひとつです。
なかでも有名なのがミルフォードサウンドとダウトフルサウンド。「どちらに行くべき?」「景色はどう違うの?」と迷う方も多いのではないでしょうか。
結論からいうと、初めてのフィヨルド観光で王道の絶景を楽しむならミルフォードサウンド、観光客が比較的少ない場所で静かな大自然をじっくり味わうならダウトフルサウンドがおすすめです。
ミルフォードサウンドはクイーンズタウンからの日帰りツアーが充実しており、初めての方でも予定を組みやすいのが魅力。現地ツアーを検討している方は、ホットホリデーで販売のミルフォードサウンド1日ツアーも参考になります。
一方、ダウトフルサウンドは湖を船で渡り、峠を越えてようやくたどり着く秘境。少し時間はかかりますが、その移動自体が特別な体験になります。
私はニュージーランドに住むまで、正直ダウトフルサウンドのことを知りませんでした。でも実際に訪れてみると、静かな湖や広大なフィヨルドの景色がとても印象的で、個人的にはかなりおすすめしたい場所になりました。
この記事では、2つのフィヨルドの景色、アクセス、クルーズ時間、費用の違いを比較しながら、自分に合った選び方をご紹介します。
ミルフォードサウンドとダウトフルサウンドはどっちがおすすめ?
どちらもフィヨルドランド国立公園にある美しいフィヨルドですが、実際に訪れてみると楽しみ方には違いがあります。
まずは、旅行で何を重視したいかによって選んでみましょう。
| 重視したいこと | おすすめ |
|---|---|
| 初めてフィヨルドを訪れる | ミルフォードサウンド |
| 有名な絶景を見たい | ミルフォードサウンド |
| 観光しやすさを重視したい | ミルフォードサウンド |
| 現地ツアーの選択肢が多い方がよい | ミルフォードサウンド |
| 静かな自然を楽しみたい | ダウトフルサウンド |
| 観光客が比較的少ない場所が好き | ダウトフルサウンド |
| 秘境へ向かう移動も楽しみたい | ダウトフルサウンド |
| 広大なフィヨルドをゆっくり巡りたい | ダウトフルサウンド |
初めてニュージーランドを訪れる方や、旅行日数が限られている方には、ミルフォードサウンドをおすすめします。
ミルフォードサウンドは観光地としての知名度が高く、クイーンズタウンやテアナウから参加できるツアーも比較的充実しています。
一方、人の多い観光地よりも静かな場所が好きな方には、ダウトフルサウンドがぴったりです。
知名度こそミルフォードサウンドの方が高いものの、ダウトフルサウンドには手つかずの自然の中へ入っていくような特別感があります。
私自身、もう一度どちらかを選ぶならダウトフルサウンドです。
ただし、これは景色の優劣ではなく、旅でどんな時間を過ごしたいかという好みの違い。王道の絶景を楽しむのか、静かな秘境を訪れるのかで選ぶのがおすすめです。
ミルフォードとダウトフルの違いを比較|景色・アクセス・クルーズ・費用
2つのフィヨルドは、景色だけでなく、到着までの移動方法やクルーズの過ごし方にも違いがあります。
主な違いを比較表でチェック
| 比較項目 | ミルフォードサウンド | ダウトフルサウンド |
|---|---|---|
| 知名度 | 世界的に有名 | 比較的知られていない |
| 景色の特徴 | 切り立った山々と滝の迫力 | 広大で奥行きのあるフィヨルド |
| 雰囲気 | ダイナミックで観光しやすい | 静かで秘境感が強い |
| アクセス | 道路で到着可能 | 湖の船移動と峠越えが必要 |
| 主な観光拠点 | クイーンズタウン・テアナウ | マナポウリ・テアナウ |
| フィヨルドクルーズ | 一般的に約1.5〜2時間 | 一般的に約3時間 |
| 日帰り観光 | 可能 | 可能 |
| ツアー費用 | 選択肢が多い | 高めになる傾向 |
| おすすめの人 | 初めての方・王道重視 | 秘境・静けさ重視 |
※クルーズ時間は代表的な日帰りツアーの目安です。船やプランによって異なります。費用も発着地、送迎、食事、催行内容によって変わります。
アクセスの違い|ダウトフルサウンドは直接車で行けない
ミルフォードサウンドは道路が通じているため、レンタカーや観光バスで直接向かうことができます。
クイーンズタウンからは片道約4〜5時間、テアナウからは約2〜2.5時間が目安です。途中にはミラー湖やホーマートンネルなど、山岳地帯ならではの見どころもあります。
一方、ダウトフルサウンドへ向かう場合は、まずマナポウリへ移動します。
そこから船でマナポウリ湖を渡り、さらに専用バスでウィルモット峠を越えてフィヨルドへ向かいます。
一般のレンタカーでフィヨルドの船着き場まで直接行くことはできません。
そのため、ダウトフルサウンドは目的地へ着くまでの移動も含めて、ひとつの大きな自然体験になります。
クイーンズタウンからミルフォードサウンドへの詳しいアクセスは、クイーンズタウンからミルフォードサウンドは日帰りできる?バス・セスナ・レンタカーを比較で紹介しています。
クルーズ時間と費用の違い
ミルフォードサウンドの日帰りツアーでは、フィヨルド内のクルーズは約1.5〜2時間が一般的です。
一方、ダウトフルサウンドでは約3時間のフィヨルドクルーズが組み込まれるプランがあり、さらにマナポウリ湖の船移動も楽しめます。
ダウトフルサウンドは移動工程が多く、クルーズ時間も長めのため、日帰りツアーの料金はミルフォードサウンドより高くなる傾向があります。
ただし、料金だけで比較するのではなく、クルーズ時間、送迎、昼食、ガイドの有無なども確認しましょう。
また、ホットホリデーに掲載されているダウトフルサウンド1日観光商品は、現在販売休止の案内が出ています。参加を希望する場合は、催行状況や代替ツアーを事前に確認する必要があります。
雨の日はどちらがおすすめ?
フィヨルドランドは年間を通して雨が多い地域です。
「せっかくのクルーズだから晴れてほしい」と思うかもしれませんが、実は雨の日にも大きな魅力があります。
雨が降ると山肌のあちこちに滝が現れ、水量が増すことで晴天時とは違った迫力ある景色になります。
特にミルフォードサウンドでは、切り立った山々から流れ落ちる滝を船上から眺める光景が印象的です。
ダウトフルサウンドも、霧に包まれた山々や静かな水面が神秘的な雰囲気をつくります。
どちらも晴れの日だけが正解ではありません。ただし、悪天候によって道路閉鎖やクルーズの中止、航路変更が発生する可能性があるため、予定には余裕を持っておきましょう。
初めてのフィヨルド観光ならミルフォードサウンドがおすすめ
ニュージーランドを初めて訪れる方や、南島旅行で有名な絶景を見ておきたい方には、ミルフォードサウンドをおすすめします。
マイターピークと迫力ある滝が最大の魅力
ミルフォードサウンドを象徴する景色といえば、海面からそびえ立つマイターピーク。
クルーズ船で近づくと、山々の高さや切り立った地形の迫力を間近で感じられます。
さらに、スターリング滝やボーウェン滝など、船上から楽しめる滝も見どころです。
運がよければ、岩場で休むオットセイや、海を泳ぐイルカなどに出会えることもあります。
ただし野生動物なので、必ず見られるわけではありません。
ミルフォードサウンドは観光客が多い場所ですが、その分、クルーズや観光ツアーの選択肢も豊富です。
初めてのフィヨルド観光なら、まずはこちらを選んでも後悔しにくいと思います。
クイーンズタウンから日帰りできる
ミルフォードサウンドの大きなメリットは、クイーンズタウンを拠点に日帰り観光を組み込みやすいことです。
一般的なバスツアーの場合、ホテルを早朝に出発して夕方から夜に戻る、約12〜13時間の長い1日になります。
例えば、ホットホリデーのミルフォードサウンド1日ツアーでは、クイーンズタウンからバスで向かい、フィヨルドクルーズを楽しむプランが紹介されています。
レンタカーで向かうこともできますが、長距離の山岳道路を運転する必要があります。
ニュージーランドは日本と同じ左側通行で比較的運転しやすい国ですが、ミルフォードロードにはカーブの多い区間や、携帯電話の電波が届きにくい場所もあります。
私自身、ニュージーランドで運転をしていても、ミルフォードサウンド周辺では特に慎重な運転が必要だと感じました。
海外での運転に不安がある方や、景色をゆっくり楽しみたい方には、現地ツアーの利用がおすすめです。
移動時間を抑えたいなら遊覧飛行も選択肢
ミルフォードサウンドでは、バスとクルーズに加えて、遊覧飛行を組み合わせた観光方法もあります。
空からフィヨルドや山々を眺められるだけでなく、帰路の移動時間を短縮できるプランもあります。
ただし、遊覧飛行は天候の影響を受けやすいため、欠航時の代替移動や返金条件の確認が欠かせません。
また、遊覧飛行付きツアーはバス往復より費用が高くなるのが一般的です。
時間と予算に余裕がある場合には、特別な体験として検討するのもよいでしょう。
静かな秘境をじっくり楽しむならダウトフルサウンドがおすすめ
もし「せっかくニュージーランドまで行くなら、少し行きにくくても特別な場所へ行ってみたい」と考えているなら、ダウトフルサウンドをおすすめします。
ダウトフルサウンドはミルフォードサウンドよりも広大で、観光客が比較的少なく、静かな自然を楽しめるフィヨルドです。
私がダウトフルサウンドをおすすめする理由
私はニュージーランドに住むまで、ダウトフルサウンドの存在を知りませんでした。
ミルフォードサウンドほど有名ではないため、最初はそこまで期待していなかったのですが、実際に訪れてみると、その静けさと自然のスケールに驚きました。
特に印象に残っているのは、マナポウリ湖です。
正直にいうと、ダウトフルサウンドへ向かう途中の湖という認識だったのですが、実際に船で渡ってみると、周囲を山々に囲まれた景色がとても美しく、湖だけでも十分に楽しめると感じました。
そこからさらにウィルモット峠を越えて、奥深い自然の中へと進んでいきます。
一般車両が簡単には入れない場所へ向かうので、目的地に到着するまでの時間も冒険のようでした。
ダウトフルサウンドは、クルーズだけでなく、そこへ向かう過程も含めて楽しんでほしい場所です。
広大なフィヨルドで静けさを味わう
ダウトフルサウンドは、ミルフォードサウンドよりも長く、入り組んだ地形が特徴です。
クルーズでは、山々に囲まれた広い水面や、いくつもの入り江を進んでいきます。
有名な景色を次々と見て回るというよりも、広大な自然の中でゆっくりと過ごす感覚に近いかもしれません。
ツアーや天候条件によっては、船のエンジンを止めて静寂を体験する時間が設けられることもあります。
また、周辺にはバンドウイルカ、ニュージーランドオットセイ、フィヨルドランドクレステッドペンギンなどが生息しています。
私は残念ながら野生動物を見ることができませんでしたが、もし出会えたら特別な思い出になると思います。
ミルフォードサウンドのような有名な景観とは少し違い、何もせず自然を眺める時間そのものが贅沢に感じられる場所です。
ダウトフルサウンドへ行くならテアナウ宿泊がおすすめ
ダウトフルサウンド観光の拠点となるマナポウリは、テアナウから車で約20分の場所にあります。
そのため、テアナウに宿泊すると、クイーンズタウンから往復するよりも移動の負担を減らしやすくなります。
ダウトフルサウンドの日帰り観光は、マナポウリ湖の船移動、峠越え、フィヨルドクルーズを含むため、基本的には1日がかりです。
旅行日程に余裕があるなら、テアナウに宿泊して翌日ゆっくり観光するプランがおすすめです。
さらに時間が取れるなら、ミルフォードサウンドとダウトフルサウンドを別々の日に訪れるのもよいでしょう。
迷ったらこう選ぶ|南島旅行の日数と移動方法で決めよう
ミルフォードサウンドとダウトフルサウンドは、どちらが優れているというよりも、旅行で何を体験したいかによっておすすめが変わります。
南島旅行が7日程度ならミルフォードサウンド
ニュージーランド南島を7日程度で周遊する場合は、ミルフォードサウンドがおすすめです。
クイーンズタウンから日帰りツアーに参加できるため、ホテルを移動せずにフィヨルド観光を組み込めます。
ただし、日帰りでも長時間の観光になるため、翌日はクイーンズタウンでゆっくり過ごすなど、無理のないスケジュールにしましょう。
旅行全体の日数については、ニュージーランド旅行は何日必要?7日・10日・14日のモデルコース比較も参考になります。
テアナウに宿泊するならダウトフルサウンドも候補に
南島旅行に余裕があり、テアナウ周辺に宿泊できるなら、ダウトフルサウンドもぜひ検討してみてください。
私自身、マナポウリ湖からダウトフルサウンドへ向かう時間は、とても印象に残っています。
観光客が比較的少なく、静かな自然の中で過ごしたい方には特におすすめです。
ただし、ツアーの催行日や予約状況によっては、希望日に参加できない可能性があります。航空券やホテルを確定する前に、クルーズの空き状況を確認しておきましょう。
両方訪れるならテアナウを拠点に2日間確保
時間に余裕があれば、2つのフィヨルドを比較するのではなく、両方訪れるのもおすすめです。
例えば、テアナウ周辺を拠点に次のような日程が考えられます。
- 1日目:クイーンズタウンからテアナウへ移動・湖畔散策
- 2日目:ミルフォードサウンド観光・テアナウ泊
- 3日目:ダウトフルサウンド観光・テアナウ泊
- 4日目:クイーンズタウンまたは次の目的地へ移動
ミルフォードサウンドでは迫力のある山々と滝、ダウトフルサウンドでは静けさと広大な自然を楽しめます。
ただし、2日連続で長時間の観光になるため、体力や天候も考慮して調整しましょう。
結局どっち?初めてならミルフォード、静かな自然が好きならダウトフル
迷っている方には、次のような選び方がおすすめです。
- 初めてのニュージーランド旅行:ミルフォードサウンド
- 有名な絶景を見たい:ミルフォードサウンド
- クイーンズタウンから日帰りしたい:ミルフォードサウンド
- 観光客の少ない場所が好き:ダウトフルサウンド
- 静けさと秘境感を重視したい:ダウトフルサウンド
- テアナウに宿泊する予定:ダウトフルサウンドも積極的に検討
私自身はダウトフルサウンドの方が印象に残っていますが、初めてフィヨルドを訪れる方には、やはりミルフォードサウンドをおすすめします。
どちらもニュージーランドを代表する大自然の魅力を味わえる場所です。旅行日数、予算、移動への負担を考えながら、自分に合う方を選んでみてください。
ニュージーランド南島の旅行プランをオーダートリップで相談
ミルフォードサウンドとダウトフルサウンドは、どちらも魅力的ですが、観光地までの移動時間が長いため、旅程全体の組み方が大切です。
例えば、クイーンズタウンに何泊するか、テアナウにも宿泊するか、テカポ湖やマウントクックをどう組み合わせるかによって、おすすめのルートは変わります。
オーダートリップでは、航空券・ホテル・現地移動・クルーズなどを組み合わせたニュージーランドのオーダーメイド旅行をご提案しています。
「ミルフォードとダウトフルのどちらに行くか決められない」「レンタカーなしで南島を周遊したい」「テアナウに何泊するべき?」など、まだ行程が決まっていない段階でも大丈夫です。
ご希望や旅行日数に合わせて、無理のない南島旅行を一緒に考えます。
まずはオーダートリップのニュージーランド旅行ガイドをご覧いただき、行きたい場所を探してみてください。










