結論|ニュージーランドでは移動時間に余裕を持つことが大切
ニュージーランドは日本と同じ左側通行で、右ハンドルの車も多いため、海外レンタカーの中では比較的運転感覚をつかみやすい国です。
ただし、日本と同じ感覚で移動時間を考えないことが大切です。
主要都市と観光地が離れていることが多く、都市部を離れると片側1車線の道路やカーブ、アップダウンが増えてきます。
たとえば、クライストチャーチからテカポ湖までは車で約3時間。さらにテカポからマウントクック、クイーンズタウンへ周遊する場合は、数時間の運転が続く日もあります。
クライストチャーチからテカポまでの具体的な移動方法については、クライストチャーチからテカポへの行き方|バス・ツアー・レンタカー比較も参考にしてください。
| 確認ポイント | 注意したいこと |
|---|---|
| 通行方向 | 日本と同じ左側通行 |
| 都市から観光地 | 数時間の移動になることが多い |
| 郊外道路 | 片側1車線、カーブや坂道が多い |
| 電波 | 山間部や自然エリアでは圏外になることがある |
| 未舗装路 | レンタカー会社によって走行制限がある |
| 冬 | 凍結・雪・道路閉鎖に注意 |
| 保険 | 飛び石やフロントガラスなどの補償範囲を確認 |
| 防犯 | 車内に荷物を見える状態で残さない |
現地の車が速いペースで走っている場面もありますが、無理に周囲の速度へ合わせる必要はありません。
後続車が続いている場合は、安全に停車できる待避スペースなどで先に行ってもらい、自分が安全に走れる速度を保ちましょう。
ニュージーランドのレンタカー旅では、短時間で距離を稼ぐことよりも、休憩を取りながら余裕を持って移動できる旅程を組むことが重要です。
「7日ならどこまで行ける?」「10日あれば南島をどこまで周遊できる?」と迷っている方は、ニュージーランド旅行は何日必要?7日・10日・14日のモデルコース比較もあわせて確認しておくと、移動を詰め込みすぎない旅程を考えやすくなります。
出発前|免許証・保険・オフラインマップを準備する
レンタカーを予約するときは、料金や車種だけでなく、運転に必要な書類、保険内容、通信環境まで確認しておくと現地で困りにくくなります。
レンタカーだけでなく、国内線、都市間バス、現地ツアーを含めて自分で旅行を組み立てる予定の方は、ニュージーランド個人手配の注意点|移動・レンタカー・ツアー選びも参考になります。
必要な免許証と書類を確認する
日本の運転免許証は日本語表記のため、ニュージーランドで運転する場合は、国際運転免許証または条件を満たした英訳書類をあわせて準備しておきましょう。
一般的には、以下のものを用意します。
- 有効な日本の運転免許証原本
- 国際運転免許証または認められた英訳書類
- パスポート
- レンタカー会社が指定するクレジットカード
国際運転免許証だけを持っていればよいわけではなく、日本の運転免許証原本も必要です。
また、同行者と運転を交代する予定がある場合は、その人もレンタカー会社へ追加ドライバーとして登録しておきましょう。
電波圏外に備えて地図を保存しておく
ニュージーランドでは、都市部を離れると携帯電話の電波が弱くなったり、圏外になったりする場所があります。
特にテカポ、マウントクック周辺や、クイーンズタウンからミルフォードサウンド方面へ向かう山間部では、常に通信できるとは限りません。
GoogleマップなどはWi-Fiが使える場所で、走行予定エリアのオフラインマップを事前にダウンロードしておくと安心です。
宿泊施設の住所、レンタカー会社の連絡先、目的地、集合場所などもスクリーンショットで保存しておくと、電波がない場所でも確認できます。
テカポ湖を旅程に入れる場合は、移動だけでなく夜の予定も考えておきましょう。星空観賞の時期や月齢については、テカポ湖で星空を見るならいつ?ベストシーズン・月齢・星空ツアーの選び方で詳しく紹介しています。
天文台で星空を観察したい場合は、テカポ発・マウントジョン天文台星空観察ツアーを利用する方法もあります。
飛び石に備えてフロントガラスの補償を確認する
ニュージーランドで個人的に注意しておきたいと感じるのが、走行中の飛び石です。
私自身、実際に走行中の飛び石でフロントガラスに傷と小さなひびが入った経験があります。
自分が慎重に運転していても、前方車両が跳ね上げた小石などによる損傷を完全に防ぐことはできません。
レンタカー保険を選ぶ際は、以下のような項目が補償対象に含まれているか確認しておきましょう。
- フロントガラス
- タイヤ
- 車体下部
- 屋根
- 単独事故
- 未舗装路での損傷
「フルカバー」などと案内されていても、ガラスやタイヤ、車体下部などは別扱いになっている場合があります。
予約時には補償される項目だけでなく、免責額や補償対象外となる条件まで確認しておくことが大切です。
交通ルール|GIVE WAY・ラウンドアバウト・一車線橋に注意
ニュージーランドは左側通行のため日本人にも比較的なじみやすい一方、交差点の優先ルールやラウンドアバウトでは迷いやすいため注意が必要です。
GIVE WAYは優先車両に道を譲る
道路上でよく見かける「GIVE WAY」は、優先する車両に道を譲るという意味です。
STOPとは異なり、必ず完全停止しなければならない標識ではありませんが、優先車両がいる場合は十分に減速し、必要に応じて停止します。
特に右左折やT字路では、日本での感覚だけで判断せず、道路標識や優先関係を確認してから進みましょう。
ラウンドアバウトは右側から来る車を確認する
ラウンドアバウトへ進入するときは速度を落とし、自分の進路を横切る右側からの車に道を譲ります。
直進する場合は進入時にウインカーを出さず、自分が出る出口の一つ手前を通過したら左ウインカーを出します。
最初の出口を左折する場合は、ラウンドアバウトへ入る前から左ウインカーを出します。
慣れないうちは出口を間違えても、急な車線変更や無理な進路変更はせず、安全を優先してください。
一車線橋とカーブの多い道路にも注意
地方では、車が一方向ずつしか通れない一車線橋もあります。
橋の手前には優先方向を示す標識が設置されているため、対向車がいる場合は必ず標識を確認してから進みましょう。
また、山や湖の周辺では急カーブやアップダウンが連続します。
地図上では短い距離に見えても、実際には速度を落とさなければならない区間が多く、想定以上に時間がかかることがあります。
現地車のペースに引っ張られず、カーブや見通しの悪い場所では十分に速度を落としましょう。
長距離移動|休憩・未舗装路・車上荒らしに備える
ニュージーランドの周遊旅行では、連日数時間運転する旅程になりやすいため、走行時間だけでなく休憩時間まで含めて計画することが大切です。
長時間続けて運転せず、景色の良い町や休憩場所などを利用しながら、こまめに休憩を取りましょう。
特に、以下のような日は長距離運転を詰め込みすぎない方が安心です。
- 日本から到着した当日
- 早朝便や夜便を利用した後
- 星空観賞などで夜遅くなった翌日
- 連日違う町へ移動する日程
日本からニュージーランドへの航空ルートや、オークランド・クライストチャーチ・クイーンズタウンのどこから旅を始めるかについては、日本からニュージーランドへの行き方|直行便・乗り継ぎを比較も参考にしてください。
ニュージーランドの主要観光地や周遊ルートをまとめて確認したい方は、ニュージーランド旅行の周遊情報も参考にしてください。
未舗装路はレンタカー会社の規約を確認
ニュージーランドには、グラベルと呼ばれる砂利の未舗装道路があります。
公道であっても、レンタカー会社との契約上は走行が禁止されている道路や、補償対象外となる区間があるため注意が必要です。
会社によっては、以下のような条件が設定されています。
- 特定の未舗装路は走行不可
- ビーチや河原への進入は禁止
- 車体下部の損傷は補償対象外
- スキー場へのアクセス道路に条件がある
「ナビが案内した道だから大丈夫」と判断せず、未舗装路へ入る可能性がある場合は、事前にレンタカー会社の利用規約を確認しておきましょう。
駐車中は車内に荷物を見せない
ニュージーランドは旅行しやすい国ですが、車上荒らしや盗難への基本的な防犯対策は必要です。
観光地の駐車場、トレッキングコース入口、人通りの少ない場所などでは、バッグやカメラ、パソコンなどを外から見える位置に置かないようにしましょう。
貴重品はできるだけ車内に残さず、どうしても荷物を置く場合は外から見えない場所へ収納してください。
短時間だけ車を離れる場合でも、窓を閉めて必ず施錠することが基本です。
冬道|南島では凍結・雪・チェーンを想定する
ニュージーランドの冬は6〜8月頃です。
特に南島では朝晩の冷え込みが強く、クライストチャーチでも真冬の朝には車のフロントガラスが凍ることがあります。
テカポ、マウントクック、クイーンズタウンなど標高の高いエリアへ向かう場合は、積雪だけでなく路面凍結や天候による道路状況の変化にも注意しましょう。
季節ごとの気温や服装については、ニュージーランド旅行のベストシーズンと服装も参考にしてください。
旅行時期によってホテル代や現地ツアー代も変わりやすいため、費用まで含めて検討している方は、ニュージーランド旅行の予算はいくら?費用の考え方もあわせて確認しておくと旅程を組みやすくなります。
冬の山岳エリアでは4WDも候補
夏に主要幹線道路を中心に走るのであれば、必ずしも4WDが必要というわけではありません。
一方、冬にマウントクックやクイーンズタウン周辺を走る場合や、スキー場へ向かう予定がある場合は、走行するルートや天候を確認したうえで4WDを候補に入れる方法もあります。
ただし、4WDだから雪道や凍結路でも安全というわけではありません。
雪や凍結がある日は車種にかかわらず十分に速度を落とし、急ハンドル、急ブレーキ、急加速を避けましょう。
スキー場へ行く場合はチェーンを確認
クイーンズタウン周辺のスキー場へ向かう道路などでは、天候や道路状況によってスノーチェーンの携行や装着が必要になることがあります。
冬に山岳エリアを走る場合は、レンタカー予約時に以下の点を確認しておきましょう。
- スノーチェーンを借りられるか
- 追加料金が必要か
- 装着方法を確認できるか
- チェーン使用時の損傷が補償されるか
雪が降ってから初めてチェーンを触るのではなく、出発前に装着方法を確認しておくと安心です。
また、早朝や日陰ではブラックアイスと呼ばれる見えにくい路面凍結が発生することもあります。見た目では道路が乾いているように見えても、気温が低い時間帯は慎重に運転しましょう。
雪道や長距離区間はツアー利用も選択肢
レンタカーを借りたからといって、旅行中のすべての区間を自分で運転する必要はありません。
たとえば、クイーンズタウンからミルフォードサウンドまでは長距離移動になります。冬道や長時間運転が不安な場合は、クイーンズタウン発・ミルフォードサウンド1日ツアーを利用すれば、自分で往復運転する必要がありません。
クライストチャーチからテカポ、マウントクック方面を経由してクイーンズタウンへ移動したい場合は、クライストチャーチ発・マウントクック経由クイーンズタウンツアーを利用する方法もあります。
このツアーは、クライストチャーチからクイーンズタウンへ移動しながら、途中でテカポ湖やマウントクック方面にも立ち寄れるため、「南島を周遊したいけれど長距離運転は減らしたい」という場合にも組み込みやすい選択肢です。
ニュージーランド旅行は、全区間をレンタカーにする必要はありません。
自由に立ち寄りたい区間はレンタカー、冬道や長距離運転が負担になりやすい区間はバスや現地ツアーと分けることで、無理のない周遊プランを組みやすくなります。
「どこまでレンタカーで移動するべきか」「どの区間をツアーにした方がよいか」と迷っている場合は、宿泊地や観光地を含めて旅程全体から考えるのがおすすめです。
特に南島では、クライストチャーチ、テカポ、マウントクック、クイーンズタウン、ミルフォードサウンドを一度に入れようとすると移動時間が長くなります。まずはニュージーランド旅行の日数別モデルコースを見ながら、何日間でどこまで周遊するかを整理してみてください。
行き先や日数がまだ決まっていない段階でも、オーダートリップの無料相談で、レンタカーを使う区間、現地ツアーを利用する区間、宿泊地の組み方まで含めて旅行プランを整理できます。












