南米在住スタッフが見る、南米周遊で失敗しやすい5つのポイント

この記事の目次

南米旅行には、一生に一度は見たい景色がたくさんあります。ウユニ塩湖の鏡張り。マチュピチュの遺跡。ナスカの地上絵。イグアスの滝やパタゴニアの氷河も人気です。

ただ、南米周遊は計画がとても大切です。南米在住スタッフとして旅程を見ていると、移動距離・航空便・季節を甘く見ると失敗しやすいと感じます。

南米は広大です。国と国、都市と都市の距離も大きく離れています。直行便がない区間もあります。毎日運航していない路線もあります。

この記事では、南米旅行の周遊プランを考えるときに注意したい5つのポイントを紹介します。

1. 南米は想像以上に広く、移動だけで1日使うことがある

南米周遊でまず注意したいのは、距離感です。地図上では近く見えても、実際は移動に時間がかかります。

飛行機を乗り継ぐこともあります。標高の高い都市を経由することもあります。移動だけで丸1日かかる日もあります。

たとえば、ウユニ塩湖、マチュピチュ、ナスカ、イグアス、パタゴニアを全部入れる旅程。見どころは豪華です。ただし、旅の多くが移動で埋まりやすくなります。

南米では、都市間の移動が「飛行機で1本」とは限りません。直行便があるか。乗り継ぎが必要か。早朝や深夜の移動になるか。事前に確認しておきましょう。

移動日を観光日として数えないくらいが安心です。その方が、現地で余裕を持って過ごせます。

2. マイナー路線は毎日運航していないことがある

南米周遊では、航空便の運航日にも注意が必要です。

リマ、クスコ、ラパス、ウユニ、ブエノスアイレスなどは比較的便を選びやすいです。一方で、地方都市を結ぶ路線は本数が少ないことがあります。

希望日に便がないこともあります。乗り継ぎが悪いこともあります。到着が夜になるケースもあります。

天候や機材繰りで遅延・欠航が起こることもあります。特に、旅程に余裕がないと影響が大きくなります。

南米周遊では、欠航になった場合の代案ルートを考えておくことが大切です。1日余裕を持たせる。前後の都市を入れ替えられるようにする。別空港や陸路の選択肢を見ておく。こうした準備があると安心です。

3. 訪問地を詰め込みすぎると、観光時間が少なくなる

南米旅行では、「せっかく行くなら全部見たい」というご相談がよくあります。ウユニもマチュピチュもナスカもイグアスも行きたい。そう思うのは自然です。

ただ、訪問地を増やすほど移動も増えます。空港送迎、ホテル移動、荷造り、チェックインも必要です。

その結果、観光時間が短くなることがあります。現地に着いても、ゆっくり見る前に次の移動になることもあります。

初めての南米周遊では、訪問地をある程度絞ることが満足度を上げるポイントです。

たとえばウユニ塩湖を重視する場合。ウユニ塩湖旅行ガイドで雨季・乾季の違いを確認しましょう。サンセット、星空、サンライズまで楽しめる日程にすると、旅の印象が変わります。

南米は見どころが多い旅先です。だからこそ、優先順位が大切です。「絶対に見たい景色」はどこか。「ゆっくり滞在したい都市」はどこか。先に整理しておくと、無理のない旅程になります。

4. 王道ルートは、距離と組み合わせやすさで考える

南米周遊で人気が高いのが、ウユニ塩湖とマチュピチュの組み合わせです。

理由はシンプルです。観光拠点となるラパスとクスコの距離が比較的近いからです。南米の中では組み合わせやすいルートです。

オーダートリップでも、マチュピチュ&ウユニ塩湖6日モデルコースのようなご相談は多くあります。

ナスカもマチュピチュと組み合わせやすい場所です。同じペルー国内にあるため、国をまたぐ回数を抑えられます。リマ、ナスカ、クスコ、マチュピチュの流れにすると組みやすいです。

アルゼンチン周遊も人気です。ブエノスアイレスを拠点に、イグアス、エルカラファテ、ウシュアイアなどを巡れます。都会、滝、氷河、最果ての自然を楽しめるのが魅力です。

ただし、アルゼンチン国内も広大です。国内線の時間と運航日を確認しながら組みましょう。

5. 観光シーズンを確認しないと、見たい景色に出会えないことがある

南米周遊では、観光シーズンの確認も大切です。同じ場所でも、時期によって見え方や楽しみ方が変わります。

ウユニ塩湖は、雨季でないと鏡張りが見られにくい場所です。水が張ることで、空が塩湖に映ります。いわゆる「天空の鏡」の景色を狙うなら、時期選びが重要です。

マチュピチュは季節を問わず観光できます。ただし、雨季は天候が崩れやすくなります。稀に土砂崩れの影響で、登山道や周辺ルートが閉じることもあります。

遺跡観光だけなら通年で考えやすいです。一方で、ワイナピチュやマチュピチュ山の登山も考えるなら、乾季の方が歩きやすいです。

クスコ郊外のレインボーマウンテンも、乾季の方がおすすめです。斜面が濡れると、虹色がきれいに見えにくいことがあります。現地では「2色くらいにしか見えなかった」と感じることもあります。

イグアスの滝は通年観光できます。雨季は水量が多くなりやすいです。ただ、夏は暑さが厳しくなります。遊歩道を歩く時間も長いので、暑さを避けたい方は春や秋が過ごしやすいです。

パタゴニアは季節の影響を受けやすいエリアです。冬は寒さが厳しくなります。観光施設が閉まることもあります。ツアーが催行されないこともあります。

人気の氷河トレッキングも、夏季がメインです。エルカラファテや氷河観光を目的にするなら、11月〜4月頃を目安に考えると組みやすくなります。

南米周遊は、見どころをつなげるだけの旅ではありません。「いつ、どこで、何を一番見たいか」から逆算する旅です。

行き先や日数がまだ決まっていない段階でも、オーダートリップの無料相談で希望を整理できます。無理のないルートを一緒に考えることもできます。

南米は、少し余裕を持つほど感動が深まる旅先です。ウユニ、マチュピチュ、ナスカ、イグアス、パタゴニア、アルゼンチン周遊。気になる場所が多い方は、まず「外せない景色」と「行きたい季節」を整理してみてください。

よくあるご質問

南米周遊は何日くらい必要ですか?

行き先にもよりますが、ウユニとマチュピチュだけでも余裕を持った日程がおすすめです。移動日を観光日に数えない方が安心です。

南米周遊で失敗しやすいポイントは何ですか?

移動距離、航空便の運航日、観光シーズンを甘く見ることです。訪問地を詰め込みすぎると、観光時間が短くなりやすいです。

ウユニ塩湖とマチュピチュは一緒に行けますか?

組み合わせやすい人気ルートです。観光拠点のラパスとクスコが比較的近いため、南米周遊の王道コースとしてよく選ばれます。

マチュピチュ観光は雨季と乾季のどちらがおすすめですか?

遺跡観光は通年可能です。ただし登山も考えるなら、歩きやすい乾季がおすすめです。雨季は登山道が閉じることもあります。

レインボーマウンテンはいつ行くのがよいですか?

乾季がおすすめです。斜面が濡れると虹色がきれいに見えにくく、色の印象が弱くなることがあります。

イグアスの滝はどの季節が歩きやすいですか?

通年観光できますが、夏は暑さが厳しくなります。遊歩道を歩くなら、暑さを避けやすい春や秋が過ごしやすいです。

パタゴニア旅行のおすすめ時期はいつですか?

氷河観光やトレッキングを目的にするなら、11月〜4月頃が目安です。冬は施設やツアーが休みになることがあります。

河本 さやか
この記事を書いた人 — 河本 さやか

現在、南米・ボリビアに7年在住しています。日本で6年間ホテル勤務を経験した後、オーストラリアへ渡り旅行業界に入りました。その後は、ウユニでの現地ガイドをはじめ、アルゼンチンでもガイド業務に従事し、南米の魅力を現場でお客様にお伝えしてきました。

現在はスペイン語力と現地での生活経験を生かし、南米旅行の手配・アレンジを主に担当しています。移動、治安、観光のみどころまで実体験を踏まえてご案内し、実践的で安心感のある旅づくりを得意としています。

保有資格:総合旅行業務取扱管理者、JSAソムリエ、チーズ検定、DELE B2(スペイン語検定・中上級)、ケンブリッジ英検FCE(英語検定・中上級)、フランス語検定3級

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