アドリア海に浮かぶ島々を船でめぐる時間は、クロアチア旅行ならではの大きな魅力です。旧市街の石畳を歩いたあと、港から船に乗って少し沖へ出るだけで、海の色も空気もぐっと変わります。
クロアチアの島巡りは、出発地によって楽しみ方が変わります。ドブロブニク発は気軽な日帰り島巡り、スプリット発はフヴァル島やヴィス島、青の洞窟まで足を延ばす本格的な島巡りが組みやすいのが特徴です。
筆者はクロアチア・ドブロブニクで約3年間、現地ガイドとしてツアー運営や案内業務に従事していました。実際に現地で旅行者をご案内していた経験からも、島巡りは「どの島が有名か」だけでなく、日数・出発地・船の移動時間に合わせて選ぶことが大切だと感じます。
この記事では、クロアチア旅行で人気の島巡りを、ドブロブニク発とスプリット発に分けて紹介します。
ドブロブニク発の島巡り|旧市街観光にプラスしやすい海の旅
ドブロブニク発の島巡りは、旧市街観光と組み合わせやすいのが魅力です。城壁や旧市街を歩いた翌日に、船で近郊の島へ出かけると、旅の印象がぐっとやわらかくなります。
特に人気があるのは、ロクルム島、エラフィティ諸島、そして少し足を延ばして訪れるコルチュラ島です。どれもドブロブニクから日帰りまたは1日観光で組み込みやすく、短い滞在でもクロアチアらしい海の景色を楽しめます。
ロクルム島は、ドブロブニク旧港からアクセスしやすい小さな島です。島内には緑が多く、旧市街のすぐ近くにありながら、街の混雑から少し離れて過ごせます。半日ほど時間があれば、散策や海辺でのんびりする過ごし方がしやすい島です。
ドブロブニクやスプリットを含め、クロアチア旅行全体の行き先や滞在イメージを整理したい方は、クロアチア旅行のエリアページも参考になります。
エラフィティ諸島とコルチュラ島|ドブロブニクから行きたい島時間
ドブロブニク発の島巡りで特におすすめしやすいのが、エラフィティ諸島です。船で島をめぐりながら、青い海、石造りの小さな村、素朴な港町の雰囲気を楽しめます。
- コロチェップ島:ドブロブニクから比較的近く、静かな雰囲気が魅力。車の少ない穏やかな島時間を感じやすい島です。
- ロプド島:ビーチで過ごしたい方、カフェやレストランも楽しみたい方に向いています。
- シパン島:3島の中でも落ち着いた印象があり、ゆっくり食事を楽しみたい方や、素朴な港町の雰囲気を味わいたい方におすすめです。
また、コルチュラ島方面へ行く場合は、途中でペリェシャツ半島やストンと組み合わせるルートも人気です。石造りの旧市街、海沿いの景色、ワイン産地を一緒に楽しめるため、ドブロブニク滞在中に少し遠出をしたい方に向いています。日帰り観光のイメージをつかみたい方は、ホットホリデーで販売のコルチュラ島とストン観光も参考になります。
島巡りに加えて、ペリェシャツ半島のワイン産地やストン周辺も楽しみたい方は、ペリェシャツ半島ワイナリーツアーのような周辺観光を組み合わせると、ドブロブニク滞在の幅が広がります。
エラフィティ諸島は、1島だけをゆっくり訪れる方法も、複数の島を船でめぐる方法もあります。初めてなら、島ごとの個性を少しずつ楽しめる3島めぐりがイメージしやすいでしょう。
スプリット発の島巡り|フヴァル島・ブラチ島・ヴィス島へ広がる旅
スプリット発の島巡りは、ドブロブニク発よりも選択肢が広がります。スプリットはダルマチア地方の港町で、フヴァル島、ブラチ島、ヴィス島などへ向かう拠点として便利です。
フヴァル島は、クロアチアの島巡りで特に人気の高い島です。華やかな港町、海沿いのカフェ、丘の上から見る町並みと海の景色が魅力で、少し大人っぽいリゾート感を楽しめます。夏はヨーロッパ各地から旅行者が集まり、にぎやかな雰囲気になります。
ブラチ島は、スプリットから比較的アクセスしやすい島です。白い小石の海岸や穏やかなリゾート地の雰囲気があり、日帰りでも滞在でも楽しめます。海水浴やのんびりした時間を重視したい方に向いています。
ヴィス島は、スプリットからやや距離がありますが、自然の美しさや素朴な島らしさを感じたい方におすすめです。島そのものに宿泊して、ヴィスの町やコミジャの港町をゆっくり歩くと、日帰りツアーだけでは見えにくいクロアチアの島時間を味わえます。青の洞窟を目指す前後にスプリットからヴィス島へ移動する流れを確認したい方は、スプリット発ヴィス島フェリー乗船券も参考になります。
ドブロブニク、スプリット、ザグレブをどうつなぐか迷っている方は、クロアチア周遊7日間モデルコースを見ると、港町を含む周遊ルートの考え方が整理しやすくなります。
青の洞窟|スプリット発で外せないクロアチア島巡りの絶景
クロアチアの島巡りで「青の洞窟」を見たい方は、スプリット発のプランを軸に考えるのがおすすめです。青の洞窟は、ヴィス島近くのビシェヴォ島にある海の洞窟で、光が差し込む時間帯に水面が青く輝くことで知られています。
青の洞窟は、写真だけで見ると静かな絶景スポットに感じられますが、実際には天候や海況に左右されやすい場所です。波が高い日や風が強い日は入場できないこともあり、夏のピークシーズンは混雑しやすくなります。
そのため、青の洞窟を旅程に入れる場合は、「必ず行ける場所」ではなく「海況が合えば楽しめるハイライト」として考えておくと安心です。現地ガイド目線でも、青の洞窟だけに期待を集中させすぎず、フヴァル島やヴィス島、周辺の入り江と組み合わせておく方が、満足度の高い一日になりやすいと感じます。
スプリット発の日帰りツアーでは、青の洞窟、ヴィス島、フヴァル島、パクレニ諸島などを組み合わせるコースが一般的です。ただし、移動時間が長く、スピードボートでの移動になることも多いため、船酔いしやすい方や小さなお子様連れの場合は慎重に選びたいところです。
ゆったり楽しみたい方は、ヴィス島に1泊して、翌日に青の洞窟を目指すような組み方も検討できます。日帰りよりも移動の負担を分散しやすく、島の雰囲気も深く味わえます。
クロアチア島巡りは出発地と日数で選ぶのがポイント
| 出発地・日数 | おすすめの島・見どころ | 旅のスタイル・注意点 |
|---|---|---|
| ドブロブニク発・半日〜1日 | ロクルム島、エラフィティ諸島、コルチュラ島方面 | 旧市街観光に海の時間を足したい方におすすめ。短い滞在でも組み込みやすい一方、遠方の島は移動時間に注意。 |
| スプリット発・1日 | フヴァル島、ブラチ島、ヴィス島、青の洞窟 | 本格的な島巡りを楽しみたい方におすすめ。青の洞窟は海況に左右されるため、代替案を考えておくと安心。 |
| 7日間以上の周遊 | ドブロブニク発の近場の島+スプリット発の青の洞窟やフヴァル島 | ドブロブニクとスプリットを両方入れると、島巡りの幅が広がります。移動日と船の運航日を先に確認するのが大切。 |
クロアチアの島巡りは、どの島に行くかだけでなく、どこを出発地にするかで旅の満足度が変わります。ドブロブニク発とスプリット発では、向いている旅のスタイルが異なります。
初めてのクロアチア旅行であれば、ドブロブニクで旧市街とエラフィティ諸島を楽しみ、スプリットへ移動してフヴァル島や青の洞窟を組み合わせる流れも魅力的です。ただし、夏は船の便やツアーの混雑、宿泊料金にも注意が必要です。
短い日数で無理に多くの島を入れるよりも、「旧市街+近場の島」か「スプリット発の本格島巡り」かを先に決めると、旅程が組みやすくなります。クロアチアを含め、ヨーロッパ旅行の行き先を比較したい方は、ヨーロッパ旅行の人気エリアガイドもあわせて見ると、街歩き・自然・リゾートのバランスを考える参考になります。
クロアチア島巡りを無理なく楽しむ旅程づくり
クロアチアの島巡りは、地図上では近く見えても、実際には船の時刻表、季節ごとの運航本数、天候や海況によって旅程の組みやすさが大きく変わります。特に青の洞窟やヴィス島方面は、行きたい気持ちだけで日程を組むと、移動が忙しくなったり、現地で予定変更が必要になったりすることもあります。
元現地ガイドが在籍するオーダートリップだからこそ、船の時刻表や海況リスクまで踏まえた、無理のないカレンダーづくりをご提案できます。ドブロブニク発で気軽に楽しむか、スプリット発で青の洞窟やフヴァル島まで足を延ばすか、まだ迷っている段階でも大丈夫です。
行き先や日数、船移動の組み方がまだ決まっていない段階でも、オーダートリップの無料相談で希望を整理しながら、あなたに合うクロアチア島巡りの旅程を一緒に考えることができます。























