結論|ギリシャの島めぐりは個人手配できる。ただし「余裕のある旅程」が重要
ギリシャではアテネ近郊のピレウス港やラフィーナ港から、サントリーニ島、ミコノス島、パロス島、ナクソス島などへ多くのフェリーが運航しています。
主要航路なら、フェリー会社の公式サイトや予約サイトから自分で検索・予約することができます。
そのため、
- アテネ→サントリーニ島
- サントリーニ島→ミコノス島
- ミコノス島→アテネ
といった島めぐりも、個人手配で組むこと自体はそれほど難しくありません。
ギリシャの島選びで迷っている方は、サントリーニ島とミコノス島の特徴を紹介した記事も参考にすると、どの島に何泊するか考えやすくなります。
一方、フェリーには飛行機とは少し違う難しさがあります。
天候や港の状況、ストライキなどで時刻変更・遅延・欠航が発生する可能性があることです。
そのため、個人手配の場合は「予約できたから安心」ではなく、次の4点まで考えておきましょう。
- どの港から出発するのか
- 何時までに港へ行けばよいのか
- 欠航した場合、次の移動手段があるのか
- その日のうちに絶対乗らなければならない飛行機がないか
特に避けたいのが、
島→フェリー→アテネ→そのまま日本行き国際線
という余裕のない旅程です。
フェリーが数時間遅れたり欠航したりすると、国際線まで影響する可能性があります。
ギリシャ全体の行き先や位置関係を確認したい場合は、オーダートリップのギリシャ旅行ページも参考にしてください。
フェリー予約は難しくない|個人手配するときの基本手順
ギリシャの主要フェリー会社ではオンライン予約が一般的になっており、氏名や連絡先、乗船日、航路などを入力してチケットを購入できます。
会社や航路によって手順は異なりますが、基本的には次の流れです。
1. まず島をめぐる順番を決める
いきなりフェリーを検索するのではなく、
アテネ
↓
サントリーニ島
↓
ミコノス島
↓
アテネ
のように、先に旅行全体の順番を決めます。
島によって毎日同じ便があるとは限らず、季節によって運航する航路も変わるためです。
例えば「サントリーニ島とミコノス島を両方入れたい」と決めている場合でも、旅行日によっては希望する時間の直行便が見つからないことがあります。
2. フェリー会社と発着港を確認する
ギリシャの島めぐりでは、フェリー会社だけでなくどの港を使うかも重要です。
アテネ周辺だけでも代表的な港として、
- ピレウス港
- ラフィーナ港
などがあります。
「Athens」とだけ覚えていると、当日になって想定していた港と違うことに気づく可能性があります。
予約時には必ず、出発港・到着港・出発時刻・船会社までセットで確認しましょう。
3. パスポートと同じ氏名で予約する
フェリーのチケットは記名式です。
予約時には氏名、生年月日、国籍などの乗客情報を入力する場合があり、電話番号やメールアドレスはスケジュール変更の連絡にも使われます。
入力後は、
- 姓名のスペル
- 日付
- 航路
- 出発時刻
を確認しておくと安心です。
4. Webチェックイン・eチケットを確認する
フェリー会社によっては、出発前にWebチェックインを行い、スマートフォンにeチケットを表示して乗船できます。
例えばBlue Star Ferriesでは、対象となる国内線で出発48時間前から2時間前までWebチェックインが可能です。
ただし、会社によってルールは異なるため、予約完了メールに書かれている乗船方法を必ず確認してください。
また、スマートフォンだけに頼らず、
- 予約番号のスクリーンショット
- チケットPDF
- フェリー会社名
- 港の住所
なども保存しておくと、通信環境が不安定なときにも安心です。
5. 港には早めに到着する
大きな港では、ターミナルや乗船場所を探すのに時間がかかることがあります。
「港に着いた=すぐ船に乗れる」と考えず、余裕を持って移動しましょう。
SEAJETSでは乗客に出発30分前までの乗船場所到着を案内していますが、初めて利用する港なら、さらに余裕を取っておくほうが安心です。
フェリーは欠航する?強風・ストライキによる変更は実際にある
「ギリシャのフェリーはよく欠航するの?」という点が、個人手配で最も気になるところかもしれません。
毎日のように欠航するわけではありませんが、悪天候などによって運航時刻の変更、一部港への寄港中止、欠航が発生することはあります。
私がギリシャを旅行した際も、サントリーニ島からミコノス島へ移動する予定だったフェリーが欠航になり、予定を変更してサントリーニ島に延泊したことがあります。
フェリーの欠航は「可能性としてある」というだけではなく、実際に旅程変更につながることがあります。島めぐりでは、次の移動や帰国便まで余裕を持たせておくことが大切だと実感しました。
また、ギリシャでは船員などのストライキによってフェリーの運航が変更される場合もあります。
そのため、
「予約したフェリーは必ず予定時刻に動く」
ことを前提に、分刻みの旅程を組まないことが重要です。
欠航したらどうなる?
対応方法はフェリー会社や予約方法によって変わります。
例えば、欠航便のチケットを次の便へ変更する必要があるケースもあれば、払い戻しの手続きになる場合もあります。
ここで重要なのが、どこでチケットを購入したかです。
フェリー会社の公式サイトから購入した場合はフェリー会社へ、旅行会社や予約サイトを通して購入した場合は、購入元への連絡が必要になることがあります。
そのため予約後は、
- 予約確認メール
- 予約番号
- 購入先
- フェリー会社の連絡先
をすぐ確認できる状態にしておきましょう。
欠航そのものを防ぐことはできない
個人手配でも旅行会社経由でも、天候による欠航そのものをなくすことはできません。
違いが出るのは、欠航した後にどれだけ旅程を立て直しやすいかです。
例えばフェリー、ホテル、空港送迎、航空券をすべて別々に予約している場合、それぞれについて変更可否を確認する必要があります。
一方、旅程全体をまとめて組んでいる場合は、影響する区間を把握しやすくなります。
フェリーを含む具体的な手配例としては、ホットホリデーで販売のアテネ発サントリーニ島2日間パッケージも参考になります。往復フェリー・宿泊・送迎をまとめて確認できるため、自分で一つずつ組んだ場合との違いをイメージしやすいでしょう。
個人手配で失敗しにくい島めぐり|飛行機との同日接続を避けよう
ギリシャの島めぐりで最もおすすめしたい欠航対策は、特別な保険や複雑なテクニックではありません。
「絶対に遅れられない予定の前日にフェリーを使わない」ことです。
特に日本へ帰る国際線の前日は、アテネ泊にしておくと安心です。
旅程例1|短い旅行なら1島に絞る
6〜7日程度なら、
- 1日目 日本出発
- 2日目 アテネ
- 3日目 アテネ→サントリーニ島
- 4日目 サントリーニ島
- 5日目 サントリーニ島→アテネ
- 6日目 アテネ→日本
- 7日目 日本到着
のように、1島に絞ったほうが移動トラブルの影響を受けにくくなります。
サントリーニ島の滞在イメージは、サントリーニ島旅行ページも参考になります。
旅程例2|2島なら7泊以上を目安に余裕を持たせる
アテネ+サントリーニ島+ミコノス島なら、
アテネ2泊
↓
サントリーニ島2〜3泊
↓
ミコノス島2泊
↓
アテネ1泊
↓
帰国
というように、最後にアテネ泊を入れる組み方が安心です。
| 旅程 | 個人手配のしやすさ | 注意点 |
|---|---|---|
| アテネ+サントリーニ島 | ◎ | 初めての島旅でも比較的組みやすい |
| アテネ+サントリーニ島+ミコノス島 | ○ | 島間フェリーの日程確認が重要 |
| 3島以上の島めぐり | △ | 運航日・ホテル・荷物移動の管理が複雑 |
| 島から戻った日に国際線 | △ | フェリー遅延・欠航時の影響が大きい |
「せっかくギリシャまで行くなら3島、4島」と増やしたくなりますが、島を増やすほどホテルのチェックアウト、港への移動、フェリー待ち、荷物の管理も増えます。
島の数より、1つの島で過ごせる時間を確保するほうが満足度が高くなるケースも多いです。
また、船酔いや欠航リスクが特に心配な場合は、すべての区間をフェリーにする必要はありません。
アテネと島の間を飛行機にする方法もあります。例えばアテネ発・往復フライト利用のサントリーニ島2日間のように、航空便を利用するプランもあります。
フェリーと国内線をうまく組み合わせるのも、ギリシャ島めぐりを無理なく楽しむ方法のひとつです。
迷ったら「フェリーだけ」でなく島めぐり全体の旅程を見て決めよう
ギリシャの島めぐりは、個人手配でも十分楽しめます。
フェリーのオンライン予約も難しいものではなく、eチケットに対応する会社も増えているため、アテネと島々を自分でつないで旅することもできます。
ただし、注意したいのは、
- 季節によって運航便が変わる
- 出発港を間違えない
- 強風などで時刻変更や欠航があり得る
- ストライキによる変更もあり得る
- 欠航時は購入先への確認が必要になる場合がある
- 国際線とフェリーを同日にぎりぎりで接続しない
という点です。
個人手配に向いているのは、スケジュール変更が起きたときに自分でフェリー会社やホテルへ確認し、代替ルートを探せる方です。
逆に、サントリーニ島とミコノス島を両方入れたい、フェリーと飛行機を組み合わせたい、ハネムーンなので移動トラブルをできるだけ減らしたいという場合は、島だけでなくアテネ滞在や帰国便まで含めて旅程を組んだほうが安心です。
「サントリーニ島とミコノス島は何泊ずつ?」「フェリーと飛行機はどちらがいい?」「欠航を考えると最後はどこに泊まればいい?」といった段階でも大丈夫です。
行き先や日数がまだ決まっていなくても、オーダートリップの無料相談で希望を整理しながら、無理のないギリシャ島めぐりの旅程を一緒に考えることができます。













